Microsoftが11月20日に、Microsoft EdgeWebView2が.NET 5、.NET Core、および.NET FrameworkWinFormsおよびWPFアプリケーションで一般的に使用できるようになったとして、WebView2の固定バージョン配布モードのリリースを発表しましたので、さっそく触ってみようということで、Tryしてみました。

余談ですが、、Microsoft Edge自体、実は普段使っているブラウザではない為、あまり触る機会がないのですが、Microsoft Edgeが「Chromiumベース」でつくられているという理由とここ数年のMicrosoftの取り組みが素敵なので、情報は常にウォッチするにようにしています。

Microsoft Edge WebView2とは

まずMicrosoft EdgeWebView2とはどんなのものなのか?簡単にご紹介しておきます。

Microsoft EdgeWebView2は、ChromiumベースのMicrosoft EdgeのHTLM/CSS/JavaScriptの表示機能と実行機能などをコンポーネント化し、ネイティブアプリケーションにWebテクノロジ(HTLM/CSS/JavaScript)を埋め込むことができる、ハイブリッドアプリケーションを実現することができるグッドな拡張機能で、WebView2は、ネイティブアプリケーションでWebコンテンツを表示する為のレンダリングエンジンとしてMicrosoft Edge(Chrome)を使用しています。

WebView2のメリット

WebView2を使う最大のメリットは、開発者がWebアプリ―ションとネイティブアプリケーションの選択を迫られるとき、メリットとデメリットを並べて比較し、何れかを選択することになるのですが、WebView2 つまりハイブリッドアプリケーションを選択することによってWebアプリとネイティブアプリの両方の長所をもつアプリケーションを開発することができるようになります。

WebView2を使う環境を整える

WebView2を使う為には、ChromiumベースのMicrosoft EdgeとWebView2SDKが必要ですので、それぞれ準備していきます。

Microsoft Edgeのバージョン確認方法

Microsoft Edgeブラウザウインドウの右上の「…(設定など)」ボタンをクリックし、「ヘルプとフィードバック」、「Microsoft Edgeについて」と進んでいくとMicrosoft Edgeのバージョンが表示されます。Chromiumベースのブラウザであることも同じ画面が確認することができますので、チェックしておきます。

Microsoft Edge Insider Channels

Microsoft Edge Insider Channels

Microsoft Edgeですが、普段、利用しているMicrosoft Edgeの他に3つのMicrosoft Edgeがありまして、安定したβ Microsoft Edgeをダウンロードできる「Betaチャンネル」、毎日開発・毎日更新される「Canaryチャンネル」、Canary版より安定している「Devチャンネル」が公開されており、それぞれ目的に合わせて誰でもダウンロードして利用することができます。

「2020年11月20日に一般リリースされたMicrosoft EdgeWebView2。注目のハイブリッドアプリケーション #2」に続く