2020年11月13日にAWS QuickSightに新しいグラフや機能が追加されたと発表しました。新しく追加された主な機能は、「ウォーターフォールグラフ」「ファンネルチャート(じょうごグラフ)」「テーブルとピポットテーブルへの新しいカスタマイズ」です。

AWSの発表によると、今回発表した機能は「サポートされているすべてのリージョン (米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、米国西部 (GovCloud))」、Standard Edition と Enterprise Edition の両方で利用することができるようです。

今回のQuickSightのファンネルチャート、ウォーターフォールグラフの追加の背景には、企業が様々なシーンでデータ分析を活用し、BI(Business Intelligence)/BA(Business Analytics)システムに導入によってデータドリブンな判断を高い精度で行う中で、インフォグラフィック(Info-graphics)を活用してきていることが理由として挙げられます。

ですが、あまり使ったことがないという人も多いかと思いますので、簡単にご紹介しておきます。

インフォグラフィック(Info-graphics)とは

インフォグラフィック(Info-graphics)とは、様々なデータを視覚的に分かりやすく表現したものです。

多くの情報(データ)を素早く的確に判断する為に、視覚的にデータの持つ意味をわかりやすく理解したい場面で使われます。例えば、標識や地図、ダイアグラム、様々なチャート等に利用されています。

前述しましたが、近年は、企業ににおけるデータ分析が活発に行われていますので、企業内のレポート等でもインフォグラフィック(Info-graphics)は頻繁に利用されています。

ダイアグラムとは

ダイアグラムとは、情報やデータを二次元幾何学モデルで視覚的に表したものです。

ファンネルチャートとは

ファネルチャートとは、データをフローやプロセス過程と合わせて表現したい際に使われるチャートのことです。ファネルとは、英語で”funnel”、翻訳すると漏斗(じょうご、ろうと)という意味になります。漏斗も最近あまり見かけませんが、液体を小さな容器に入れる時に使う調理器具です。下のファネルチャートを見てみると、なんとく漏斗の形に似ていることから、”じょうごチャート”と言われています。

ファネルチャート(じょうごチャート)

Microsoft Excelでもファネルチャートが作れる。

上で紹介したファネルチャートのイメージですが、実はMicrosoft Excelで作成したものです。私は、職業柄か、、Excelでファネルチャートを使った機会があまりないのですがExcelでも簡単にファネルチャートを作成することができます。

Excelのおすすめグラフの中に入っていました。(;’∀’)  さすがExcelさんです。。

ファネルチャートの利用例

ファネルチャート(じょうごチャート)の使い方

上の例は、ファネルチャートの使い方を簡単な例として作成したものですので、データに意味はまったくないのですが、、例えばホームページに訪れた全体人数から目的のページを閲覧した人を絞り込み、さらに広告をクリックして商品を買った人の数を見てみたい!といった時に利用します。

円グラフだとプロセスがわかりにくいので、プロセスごとにタイトルをつけてファネルチャートにしてやることで、ぱっと見!視覚的に!分かりやすい図になるというわけです。

ウォーターフォールグラフにつても、記事にしたいと思っていたのですが、ファネルチャートをご紹介していたら、記事が長々となってしまいましたので、ウォーターフォールグラフについては次の記事でご紹介したいと思います。

お疲れ様でした。