AWS RE:INVENTで発表された新しい機能 Lambda SnapStart

毎年の恒例となっているAWSのRE:INVENT。

さっそく、AWSから「Lambda SnapStart」というLambdaの新しい機能が発表されましたので、軽くご紹介しておきます。

Lambda SnapStartとは

Lambda SnapStartを、ざっくり簡単に言うと、「Lambda関数の起動パフォーマンスを最大10倍高速化することができる機能」なのだそうです。
AWSのドキュメンテーション(外部リンク)には、”プロビジョニングされた同時実行性により関数が初期化され、2桁のミリ秒で応答ができるようになる”といった内容で記載されています。

AWS Lambda Lambda SnapStart

Lambda SnapStartの要点

要点だけざっくりまとめると

  • 2022/11/29時点では、Java11ランタイムのみサポート
  • 料金はかからない。無料。
  • SnapStartを有効にした関数は、最大15分の処理を実行することができる。
  • 対応しているリージョンは、以下
    •  US East
    •  US West
    •  Asia Pacific(Singapore、Sydney、Tokyo)
    •  Europe

東京リージョンは利用可能ですが、大阪リージョンは本日時点で未対応となっています。

これまで初期化コードで起動待機時間がある程度かかることがわかっていた為にLambdaでの活用を見送っていたコード。且つ、Lambdaを利用することで得られるメリットがLambda利用コストを上回る等々の条件が整えば、「Lambda SnapStart」の利用価値は大きいものになるかもしれませんね。

今日も一日頑張りましょう