東京都、京都府、大阪府、兵庫県で緊急事態宣言が発表された中迎えたGW、お天気も雨晴れ強風となんとなく気分的にのんびりできないGWでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?

さて、そんなGW中でもサイバー空間は相変わらず忙しく、又、様々なニュースが飛び交っていました。ひとつ中国関連ニュースで気になった報道がありましたので簡単にご紹介しておきます。

CACが33ものアプリが規定違反と発表

中国サイバースペース管理局(CAC: Cyberspace Administration of Chinna)は、百度(バイドゥ)やテンセント等のアプリが、個人の同意なしに、個人情報の違法な収集を行っていたと2021年5月1日に発表しました。

各アプリの詳しい内容については、↓にCACが公表したページのリンクを張り付けておきますので、以下ページをご覧ください。

关于输入法等33款App违法违规收集使用个人信息情况的通报(外部リンク)

CACが今年の3月にモバイルアプリ事業者に対し、不必要な個人情報の提供を拒否したユーザーに基本サービスを行わないことを禁止する規定を公表しています。

不必要な個人情報の提供を拒否したユーザーに基本サービスを行わないことを禁止する規定

今回の発表の元となった規定が、今年の3月に発表した以下の規定です。中国国内の規定となりますので、参考に熟読する必要はないのですが、一般的なモバイルアプリに必要な個人情報収集の範囲に関する規定を細かく定めています。

关于印发《常见类型移动互联网应用程序必要个人信息范围规定》的通知(外部リンク)

情報収集するアプリ達

日本国内でも多くの中華製アプリの利用が広がる中でCACから公表された33ものアプリによる規定違反。

日本国内の多くの企業では、会社用スマートフォンを配布する企業がある一方で、個人スマホの業務利用、所謂BYODや会社配布スマホの個人利用なども多く、完全に制御することが難しい状況が続いていますが、少なくとも、最近話題になった某アプリだけに限らず、様々なアプリが個人の同意の無い状態での情報収集を行っていると考え、対策しておく必要がありそうです。

今日も一日頑張りましょう!