2024年1月29日、Typescript 5.4 Betaが利用可能になったと発表がありましたので、共有しておきます。

TypeScript 5.4 Betaの主な新機能

Typescript 5.4 Betaの主な新機能は以下

  • Preserved Narrowing in Closures Following Last Assignments
  • The NoInfer Utility Type
  • Object.groupBy and Map.groupBy
  • Support for require() calls in –moduleResolution bundler and –module preserve
  • Checked Import Attributes and Assertions
  • Quick Fix for Adding Missing Parameters
  • Upcoming 5.5 Deprecations
  • Breaking Changes

TypeScript 5.4 Betaの気になるポイント

Typescript 5.4 Betaの気になるポイントとして、Typescript 5.4 Betaでリリースされる新機能をご紹介しようと思ったのですが、

「Upcoming Changes from TypeScript 5.0 Deprecations TypeScript 5.0 deprecated the following options and behaviors:」

TypeScript5.0で非推奨となったオプションと動作が意外と多く、気になってしまいましたので、以下ご紹介だけしておきます。

TypeScript5.0で非推奨となったオプションと動作

TypeScript5.0で非推奨となったオプションと動作。それがこちら。。

  • target: ES3
  • noImplicitUseStrict
  • keyofStringsOnly
  • suppressExcessPropertyErrors
  • suppressImplicitAnyIndexErrors
  • noStrictGenericChecks
  • charset
  • out
  • prepend in project references
  • implicitly OS-specific newline

少しだけご紹介しておきますと、

ignoreDeprecationsがTypeScriptで使用可能なバージョンがTypeScrip5.4まで利用可能で、2024年6月リリース予定?のTypeScrip5.5からはハードエラーとなること。これは、ignoreDeprecationsを使用しているコードはすべて移行する必要があるということを意味しています。

その他にも、”より厳密になった条件付き型誓約や型変数”や”プリミティブの交差の削減”などなど

多くの非推奨が公開されていますので、今から新しくTypeScripでコードを書く場合は、今回公開されている非推奨となったオプションと動作について、確認を行った上で書き始めておくことが手戻りも少なく、動作的にも安全かと思いますので要チェックしておきましょう!

Announcing TypeScript 5.4 Beta

詳しくはTypeScripのDevBlog(外部リンク)よりご確認頂けますで、気になる方は是非チェックしてみてください。

今日も一日頑張りましょう!