2021年1月14日、Googleがfitbitの買収を完了されたと両社がリリースしています。
Fitbitは2009年にFitbitトラッカーを発売してから1億2000万以上もの健康とフィットネスのスマートウォッチデバイスを販売してきた業界大手で、最近では「健康管理」「フィットネス用トラッカー」「心拍数想定」の3つを大きな特長としたfitbit inspire2を発表していました。
Googleが新たに手に入れたモノ
これでGoogleは、Apple社と並んで、スマートウォッチの市場も手に入れ、人々の思考・データだけでなく、体内の心拍数、睡眠等に関するデータも手にすることになりました。
Googleのリック・オスターローデバイス&サービス担当上級副社長は、
リック「私たちは、一連の拘束力のあるコミットメントを含む、消費者のプライバシーの期待を保護するアプローチについて、世界の規制当局と協力しました。Fitbitユーザーの健康とウェルネスのデータがGoogle広告に使用されないことを確認し、このデータは他のGoogle広告データから分離されます。」
とGoogle blogの記事内で話をしていますが、一方で
リック「フィットネストラッカーやスマートウォッチなどのデバイスがAndroidスマートフォンと相互運用できるようにするAndroid APIへのアクセスを維持し、Fitbitユーザーがサードパーティサービスへの接続を選択できるようにします。」
とも言っていますので、今後は、Androidのシェア拡大を視野に入れつつ、Androidとの活用によってデータの取得・活用を図っていく路線に進んでいくようです。
プライバシーや情報の管理は?
最近のブラウザの世界ではプライバシーが特に重視され、個人のプライバシーを如何にして守っていくのかといった議論が重ねられ開発が進んでいる傾向がありますが、今後は、個人のアイデンティティやプライベートな情報、企業が持つ機密情報などを、コンピューターによってますます便利になっていく社会の中で如何にして守っていくのかについても“個々”が考え、対策しなければならない時代が来ているようにも思えます。
個人的にはfitbitは使ったことがない上に、Androidユーザーでもないので(;^ω^)、、Googleとfitbitの今後の連携の影響はまったくないのですが、Appleスマートウォッチ分野での競争については大いに楽しみにしていますので、今後のfitbit製品の進化・情報の発信に期待しています。