AWSより1月11日までにサービスを停止すると通告を受けていた米国SNSサービスのParler.comが、完全にサービス停止状態になり、アクセスすることができなくなりました。

Parler.com

名前の解決もできません。

DNS request timed out.
timeout was 2 seconds.
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parler.comの名前を引いてみましたが、名前の解決もできなくなっています。

parler.comがAWSより締め出された理由

parler.comがAWSより突然通告を受け、締め出された理由は、米国大統領選挙にあります。parler.comには多くのトランプ支持者がアカウントを投稿していたことから、米国のビッグテックによる言論統制の流れによる締め出しが原因と言われています。

Twitter上に公開されたparler.com CEOのマッツェ氏によると「parlerのWebサイトには暴力的なコンテンツが確実に増加している。これはAWSの利用規約に違反している。ParlerがAWSの利用規約を順守できるような効果的な対策を持っていないのは明らか」と通告を受けた。とありました。※現在は削除されたのか、検索しても見つかりません。

理由はどうあれ、AWSの考え方次第によって強制的にサービスを停止されらる危険性

実際のところ、parler.comにどのような投稿がされていたかは、わかりませんが、結果だけみるとAWSが利用者であるparler.com社のサービスの内容を検閲し、(規約に違反すると判断??し、)強制的にサービス停止の処置に踏み切りました。

今回起きparler.comサービス強制停止の結果まとめ

  1. AWS上に構築されたサービス内容の検閲をAWSが行う。
  2. AWSの規約もしくはそれに準ずるもの違反しているとAWSに判断されてしまうと、通告を受け、AWSによって強制的にサービス(アカウント?)を停止する。
  3. DNSによる”名前の解決”すらできず、完全停止状態になる。

さて、今回、parler.comがサービスの強制停止に追い込まれた理由や見解、AWSサイドの判断は公にでてきていませんので、結果だけをみて考えていくしかありませんので、現状と結果について備忘録の意味でまとめてみました。

パブリッククラウドを運営する会社は、ある意味プラットフォーマーとしての位置づけにあり、同プラットフォーム上に構築された様々なサービスやそのサービスの挙げられたコンテンツについての検閲や違法性の判断は国や裁判所などの公の機関が担うものと考えていましたが、現状はプラットフォーマーとなる企業がそれぞれに基準を定め、判断するのが現状のようですので、今後は、クラウド上にサービスを展開する上で、事業継続性やセキュリティ、サービスの独立性等についての認識を改めておく必要がありそうです。