Android GameSDKにOboeC ++オーディオライブラリの追加した!と発表されました。
Android GameSDKとは、Androidで実行されるゲーム機能を拡張する為のライブラリセットです。そこに今回新たにOboeC ++オーディオライブラリが追加されることになりました。
目次
Oboeの下位互換性と新機能
今回発表されたOboe C ++オーディオライブラリは、Android8.1(APIレベル27)以降を実行しているAndroidデバイスで、Android4.1(APIレベル16)以降との下位互換性を維持しています。
プラットフォームAPI、リサンプリング、フォーマット変換、動的レイテンシの調整などの機能が追加されており、幅広いAndroidデバイスで高性能・低レイテンシのオーディオをOboeがサポートすることができるとしています。
プロジェクトにOboeを組み込む方法としては、OboeをGradleとCMakeと統合する方法の他、Android GameSDKをダウンロードし、Oboeを手動で統合する方法があるとのことです。SDKをダウンロードし手動で組み込む方法よりも、build.gradleとCMakeLists.txtの更新で済ませてしまったほうが早いような気がします。
CMakeとは
CMakeは、CやC++、assemblerなどのプロジェクトのビルドをコンパイラに依存せずに自動化の為のツールでフリーソフトとして公開されています。
これまで、ビルドの為に必要なプロジェクトファイルの作成をOSやバージョンなどの仕様によって毎回作成していた大変手間のかかるプロジェクトファイルの作成作業を“CMakeLists.txt”という設定ファイルを作成しておくだけで、作業をシンプル化してくれたのがCMakeです。CMakeがリリースされたおかげで、クロスプラットフォーム環境下でのプロジェクトがスムーズに進むようになりました。
開発者向けドキュメント
話がそれてしまいましたが、OboeC ++オーディオライブラリの開発者向けドキュメントが公開されていますので、↓にリンクを張り付けておきます。