Nuxtの最新版3.4がリリースされました。

Nuxt 3.4で追加された新機能

Nuxt 3.4でアップデートされたのは以下の5つ。

View Transitions API Support

View Transitions APIとは

View Transitions APIとは、異なるDOM要素間のアニメーション化されたトランジションを簡単な記述だけで作成することができるメカニズムです。

Webページを遷移する際に同じ要素を引き継ぐ動作を実現するには結構な手間がかかっていましたが、View Transitions APIがサポートされることで簡単な記述だけで実現することができるようになりまう。

View Transitions APIは既にChrome バージョン 111.0.5563.64 でサポートされていますので、手軽に実際の動作を確認することができるでしょう。確か、Edgeでもサポートされていたような気がします。

View Transitions APIは、UIデザイナーと開発者間で共有しておくべき情報ですね。

Payload Enhancements

もうひとつ、気になるが Payload Enhancements(ペイロードの強化)です。今回リリースしたNuxt 3.4では、「Nuxt がペイロードを処理する方法に大幅な変更を加えました」と解説されています。

「予備テストでは、大幅な高速化が示され、大きなJSONペイロードを持つ非常に最小限のアプリで、テストしたところ、合計サーバー応答時間が25%高速化された」との説明もあります。当然、最適なテスト結果を出す為のテスト環境でしょうから、実際の応答時間とは異なるのでしょうが、高速化されたことは◎、朗報です。

ペイロードとは

ペイロードを直訳すると、最大積載量や有料荷重といった意味となりますが、ネットワークの分野では、送受信されるデータの伝送単位のうち、宛先などの制御情報を除いたデータ本体のことをペイロードとことを指します。