Microsoftは、Microsoftによって設計・構築・サポートされたVMware 環境をAzureサービスとして正式リリースすることを発表しました。これによって、従来まではVMware環境からCloud環境へのマイグレーションの様々な作業工程が削減され、よりシームレスにオンプレミス上のVMware環境をAzureに移行することができるようになります。
学習コストがなく、ツールがそのまま使える
「Azure VMware Solution」には、vSphere,NSX-T,HCX,vScanなどのVMware Cloud Foundationコンポーネントが含まれる為、新たな学習コストの発生がなく、既存のツールを引き続き利用することができるようです。
気になるAzure VMwareのコストは?
Azure のウェブコンソールからVMware環境を操作できるのはとても魅力的ですが、一方で、Azureに移行した後もVMwareを使い続けるの?といった疑問も残るのが正直なところです。
Windows,SQLなどはAzure Hybrid Benefitを採用しているので、コストの削減ができると謳っているようです。
さて、気になるAzure VMware Solutionのお値段ですが、2020年9月23日時点では「Asia Pacific東アジア」はグレーアウトとなっており料金を確認することができません。
既にリリースされている米国東部の価格を見てみると、
Core: 36 / RAM:567 / AllFlashStorage:15.3TB(単体ノードの価格) =$ 9.21 /時間
※但し、最低3つのノードが必要
とありますので、ある程度のボリュームがあるエンタープライズにとっては使いようによっては大きなメリットが生まれるかもしれません。。