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今さら聞けないIT用語 ~カーゴ・カルト

カーゴカルト(cargo cult)とは

カーゴ・カルトと検索すると「メラネシアなどに存在する招神信仰である」と検索の最上段に出てきますが、けっして信仰のことではないのですが、ITの世界では、実質的にまったく効果や意味がないにもかからず儀式的にある業務やルールを入れていることを米国の理論物理学者であるリチャードファインマンさんの言葉を借りて、まるでカーゴ・カルトの信仰のようだという意味を込め、「カーゴ・カルト・サイエンス」や「カーゴ・カルト・プログラミング」と呼ぶことがあります。

メラネシア??

因みにメラネシアとは聞きなれない言葉ですが、インドネシアやパプアニューギニアあたりの地域のことをフランスの海軍提督ジュール・D・デュルヴィルがポリネシアやミクロネシアと区別する為に付けた地域名だそうです。※IT用語とは全く関係ありません💦

カーゴ・カルト・プログラミング

「カーゴ・カルト・プログラミング」とは、実際に何の役にもたたないにも関わらず儀式的に意味の無いコードを入れている行為のことです。私の過去のプロジェクトで実際にあった話ですが、あるエンドユーザーのシステムを現状調査する為に開いたコードが、会社内の意味不明なルールのもの意味の無いコードが何年も何年も地層のように積み重ねられ、システムのレスポンスにまで影響を及ぼす程になっていた・・・なんてこともありました。

カルト・カーゴな話

カルト・カーゴな話は、プログラムだけに限った話ではありません。あるコンサルティングファームが提案し導入したという競合他社の成功例に夢をみた担当者による高額なパッケージ製品の導入によって発生してしまった無駄な業務をいつまでも続ける情報管理部門。クラウド移行に伴ってInfrastructure as codeを導入したはずが毎回設計と構築業務を繰り返す意味不明なクラウドインテグレーター。例をあげればキリがありませんが、このような何の意味もない儀礼的な業務をいつまでも続けていることを「カーゴ・カルト・サイエンス」と呼ぶそうです。。(;’∀’)

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