Serverpodをご存じでしょうか? 国内では、あまりServerpodを使っているという話を耳にしないのですが、なかなか便利なバックエンドですのでご紹介しておきます。

Serverpodは、記述する必要があるコードの量を最小限に抑え、コードをできるだけ読みやすくすることを目的とて開発されたdart言語で書かれたオープンソースのFlutter用バックエンドです。

公式サイトでは、Serverpodは、Flutterコミュニティ向けに Dart で書かれたオープンソースのスケーラブルなアプリサーバーです。とも解説されています。

さて、Serverpodの最大の特長は、サーバーを分析することによりモデルとクライアント側のコードを自動的に生成するといった点なのですが、今回は、Serverpod 1.2、コードネーム「Cyber​​unk」のリリースについてのご紹介ですので、Serverpodの解説は割愛します。

Serverpod 1.2、コードネーム「Cyber​​unk」の特長

Xに投稿されたServerpod 1.2、コードネーム「Cyber​​unk」の投稿によりますと、「60 を超える新機能、2,000 を超える自動テスト、100 を超える修正が追加されました。」とありますが、さすがに全部を追いかけることはできませんので、Blogでは以下の5つに絞って紹介されています。

  • Database relations
  • Database migrations
  • Supercharged tooling
  • 新しい VSCode プラグイン
  • Serverpod Insights を Dart DevTools の新しいプラグイン システムに導入

気になる方は、↓の画像にリンクを張っておきますので訪れてみてください。

Serverpod 1.2, “Cyberpunk” — A leap forward for Dart on the backend

個人的に気になるリリースは、Database migrations:データベース移行でしょうか。

起動時に、データベースの整合性がチェックされ、その後データベースモデルに追加や変更を行うと、必要なすべての SQL クエリを含む移行パスの自動生成がトリガーされるという代物です!

Serverpodのインストールはとても簡単

Serverpodのインストールはとても簡単です。

Flutter用ですので、Serverpodを使用する際にはFlutterがインストールされていることが前提となりますでFlutterを事前インストールしておきます。また、ローカルで利用する場合にはDockerなどの環境も構築しておきます。

インストールは以下コマンドでOK

$ dart pub global activate serverpod_cli

上記の処理が完了したら、ヘルプを表示させて正常にInstallされているかを確認します。

$ serverpod

短時間で簡単にデモアプリをつくることもできますので、興味のあるかたは時間のある時にでも試してみてください。

今年は、年始から大災害や政治関連の暗いニュースが続いていますが、今日も一日頑張りましょう!