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IAMユーザーの作成
AWS CLIをクライアント端末やサーバーから使用するためには、クレデンシャル情報を編集する必用があります。
予め、IAMユーザーを作成し、クレデンシャル情報を確認しておく必要があります。
IAMユーザーの作成方法についてはこちら
aws2 configureコマンドを実行
IAMユーザーの作成が完了しましたら、コマンドプロンプトを立ち上げ、以下のコマンドを入力します。
>aws2 configure
#awsの後に”2”を入れるのを忘れないでください。今回はバージョン2のみをインストールしていますので、”2”を入れずにコマンドをうつと以下のようにコマンドが通りませんのでご注意ください。
aws2 configureコマンドを入力しますと、AWS Access Key IDの入力を求めれますので、IAMユーザー作成時に控えておいた(.csvファイル等)Access KeyとSecret Access 情報を入力していきます。
PATHを通すことを忘れずに
>aws configureコマンドを叩くと、以下のようなエラーが出力されることがあります。
「’aws’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」
これは、正しくコマンドを入力してもプロンプトがコマンドを認識していない状態です。PATHが通っていない可能性がありますので、環境変数からpathを編集し、AWS CLIがインストールされているフォルダを追加してください。
Window 10 PATHを通す
ws2 configureコマンドの際に必要となる情報
ws2 configureコマンドを入力した際に求められる情報は以下の通りです。
# aws2 configure
AWS Access Key ID [None]:
AWS Secret Access Key [None]:
Default region name [None]:
Default output format [None]:
プロファイルに入力する情報は4つ
AWS CLIを使用する際に予めプロファイルを作成しておくと便利であることは前述した通ですが、ここではプロファイルに記述しておくべき4つの情報をご説明します。
AWS Access Key、AWS Secret Key
アクセスキーとシークレットキーは、AWSにログインする為のログイン情報です。AWS Identity and Access Management (IAM)からユーザーを作成することでアクセスキーとシークレットキーを生成することができます。
Default region
Default regionは、デフォルトでリクエストを送信するサーバーの AWS リージョンです。特に指定しなければならないわけではありませんので、ご自分で使用したいリージョンをここでは入力しておきます。もちろん、日本にもAWSはリージョンをつくっていますので、日本リージョンを指定したい場合には’ap-northeast-1’を指定することができます。ここで設定するリージョンはあくまでもDefaultのリージョンになりますので、別のリージョンを指定したい場合は都度指定することで異なるリージョンも利用するこができます。
Default Output format
AWS Cliがバージョン2になり、json、text、table形式に加え、yaml形式でも出力することができるようになりました。特に指定しない場合には、json形式がDefaultとなります。
#aws2 configure コマンドを使うとDefaultというプロファイルに入力情報が保存されます。プロファイルとは’設定の集合’のことです。一度、設定情報をプロファイルにまとめておけば、何度もAWSに接続する際に入力する必用はありません。因みにここで作られるdefaultというプロファイルは、プロファイルを明示的に指定しないAWS CLIコマンドを実行する際に使用されます。
AWS CCLI2の設定情報
AWS CLI2のConfigですが、以下に「_main.yml」というファイル名で保存されています。
PATH: C:\Program Files\Amazon\AWSCLIV2DevPreview\awscli\customizations\wizard\wizards\configure
ファイル名: _main.yml
—–_main.yml—————————————————————————
version: “0.1”
title: Configure the AWS CLI
description: This wizard will create a new CLI config profile for you
plan:
~中略~
29行目 get_static_creds: credentials
30行目 values:
31行目 access_key_id:
32行目 type: prompt
33行目 description: Enter your Access Key Id
34行目 secret_key:
35行目 type: prompt
36行目 description: Enter your Secret Access Key
~中略~
86行目 values:
87行目 region:
88行目 type: prompt
89行目 description: “Enter the region name”
———————————————————————————————-
Defaultのプロファイルが使用される例
プロファイルで指定したDefaultのリージョンのs3ディレクトリ情報を表示するケースです。
#aws s3 ls
明示的にプロファイルを指定したケース
#aws2 s3 ls –profile profilename
個別のプロファイルを作成するコマンド
#aws configure –profile profilename
以上で、AWS cliバージョン2の初期セットアップは完了です。
お疲れ様でした。