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2024年1月23日にサービスの提供を開始すると発表したOCI Generative AI
2024年1月23日(現地時間)、ORACLEが「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI」のサービス提供開始を発表しました。GPT全盛の日本ではあまり注目されていない?ような気がしていますが、チェックしておいたほうが良さげな発表もありましたで、ご紹介しておきます。
Press ReleaseOracle Embeds Generative AI Across the Technology Stack to Enable Enterprise AI Adoption at Scale
上が2024年1月23日(現地時間)にプレスリリースされたOracleの記事です。(画像にリンクを貼り付けてあります。)
プレスリリースでは、”CohereおよびMeta Llama 2の大規模言語モデル(LLM)をシームレスに統合するフルマネージド・サービス”で提供すること。
ビジネスユースケース向けの展開を想定した位置づけのサービスであること。としてOCI Generative AIを紹介しています。
「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI」のウリ
「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI」のウリはたくさんあるのかもしれませんが、ひとつ気になったのは、「OCI Generative AI」サービスを「Oracle Cloud」で利用できるほか、「OCI Dedicated Region」を通じてオンプレミス環境でも利用できるという点です。
コストに関する情報がオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースでは確認できなかったのが少々残念ではありますが、コストメリットの大きいプライスでの提供になれば、企業における新事業の創出、R&D、企画、プロトタイプ開発などのシーンでの利用にプラスに働くかもしれません。
OCI Generative AIのサービス提供方式
CohereとMeta Llama 2の最新モデルが、API呼び出し可能なマネージド・サービスで提供する。と記載がありましたので、ChatGPTと同様にAPIでの提供になるようです。
”RAG(検索拡張生成)”
今回のプレスリリースでもうひとつだけ気になる発表がありました。それが、”RAG(検索拡張生成)です。プレスリリースの中では”RAG技術を活用して、独自データを使用しモデルを改良する”と発表されています。
RAG(検索拡張生成)とは
RAG(検索拡張生成)とは、基礎となるモデル自体を変更せずに、対象の情報を使用して LLM の出力を最適化する方法、技術、プロセスのことです。
生成AIとRAGの併用は、最新のデータを根拠とした回答を得る為に、必要不可欠な技術として非常に注目されている技術であり、APPSWINGBYでも今後の生成AIを活用したシステム開発を行っていく上でより重要な位置づけになると注目をしてきました。
今後、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AIがどのようなサービス形態で提供してくるのかは現地時点では正確にわかりませんが、気になる生成AIサービスのひとつとして今後の動向についても追いかけてみようかと思っています。
本日は20度を超えるかも?といった天気予報もあるようで、、、花粉の飛散具合が気になるのですが、、、💦
今日も一日頑張りましょう!