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Azure Blob StorageでNFS3.0をサポートして一般提供を開始

Azure Blob Storageでネットワークファイルシステム3.0をサポートして一般提供を開始しましたとの情報がリリースされていましたので、Azure Blob Storageとネットワークファイルシステム3.0について簡単にまとめておきます。

Azure Blob Storageとは

Azureのオブジェクトストレージです。データをオプジェクトという単位で扱うストレージで、ファイルストレージやデータレイク用のストレージとして、よく利用されています。

予期せぬトラブル、災害などによってデータを失うことなく堅牢且つ安全にデータを保存でき、さらに大量のデータを格納する為に最適化されているといった点がAzure Blob Storageの特長です。

Azure Blob Storageに適した用途

Azure Blob Storageに適した用途は様々ですが、以下のような用途に適しています。

Azure Blob Storageは、ネットワークファイルシステム以外にもHTTPやHTTPSもサポートしており、ドキュメントをアップロードし、HTTP/HTTPSによるアクセスし、ウェブサーバ用途としても利用することができるのですが、他社のストレージサービスと比べ、ストレージ利用料金が高いのので、個人的にはウェブサーバ用途としてはお奨めしていません。

寧ろ、Azure Blob Storageはデータの保存性、ストレージの冗長性に優れたストレージサービスですので、万が一のトラブルの際でも絶対にデータが失われてはならない上に挙げたようなデータの格納をお奨めしています。

ネットワークファイルシステム3.0とは

ネットワークファイルシステム3.0とは、皆大好き?NSF(Network File System)のことです。日本語で書かれると??となってしまいますが、NFSのことです。笑

NFSはよく知られており、様々なストレージ製品、ストレージサービスに採用されていますので、詳細については割愛しますが、もともとはUNIXで利用されてきた分散ファイルシステム・プロトコルです。

昔は毎日のように触っていたSolarisやAIX、HP UXが懐かしいですね。(;^ω^)

さて、そんなNFSもバージョンが進み、NFS Version4.0までリリースされています。

NFS Version3

NFSは、ポート番号2049番、TCPで利用されるのですが、TCPのみをサポートしているのはVersion4だけです。因みにVersion3はTCPとUDPを利用することができます。

Azure Blob StorageでVersion3をサポートしたということですので、Version3についても少し触れておきますが、NFS Version3では、32bitから64bitへの拡張がおこなわれました。また、4Gib以上のファイルのサポート、書き込み性能の向上など飛躍的な機能向上が行われたのもNFS Version3でした。

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