2023年11月1日 7時34分に和歌山県沿岸付近で震度3の地震があったようですが、皆さんは大丈夫でしたでしょうか?
発生時刻 | 2023年11月1日 7時34分ごろ |
震源地 | 紀伊水道 |
最大震度 | 3 |
マグニチュード | 4.9 |
深さ | 50km |
SNSでは南海トラフ地震の前震ではないかと心配する声が多くあがっていました。
目次
耐災害用システム(ディザスタリカバリサイト)
システムの世界でも、地震や戦争による被害等を想定し、耐災害用システム(ディザスタリカバリサイト)などの構築が積極的におこなわれてきました。
そんな私も、過去には、某銀行のディザスタリカバリサイトを千葉県の某データセンターに構築したことや、沖縄県浦添市にある沖縄電力のデータセンターなどに構築したことがありますが、地震の発生する確率が非常に高まっていると言われる昨今ですので、大災害が発生したことを想定した大災害対策は行っておくことを常にお勧めしています。
気象庁-南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ
上記は気象庁に掲載されている南海トラフ地震で想定される震度を表した震度分布図ですが、静岡県西部から四国を超え、九州の太平洋沿岸部まで震度6強の地震に襲われると気象庁は予想しています。
必ずしも、気象庁の予測通りになるとは限りませんが、相当な広範囲に影響が及ぶことは間違いありません。
気象庁-南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ(外部リンク)
耐災害用システム(ディザスタリカバリサイト)の構築場所について
少し前まではデータセンターより200km以上離れた場所にディザスタリカバリサイトを構築すればOKと言われていました。
しかし、南海トラフ地震や首都圏直下型地震の影響の大きさを考えると、200km以上という距離で安心できるものではなく、「首都圏と日本海側」、「首都圏と北海道もしく沖縄」、メンテナンスやいざというときの対応し易さを考慮して、「首都圏と東北地方」といった、日本国内でのエリア分散または日本と海外での分散が必要になるのではないかと改めて考えさせられます。
現在は、クラウド全盛の為、データセンターに構築したオンプレミスからクラウドへマイグレーションした。リージョンで分けているので安心といった声が聞こえてきそうですが、クラウドとは言え、多くは東京や大阪のデータセンターにクラウドの基盤となるシステムが構築されていますので、考慮すべき事項が多く、心配は尽きません。。。
APPSWINGBYの地震対策
APPSWINGBYでは、コロナ禍以降、テレワークでの業務を進めましたので、開発者と開発環境が国内と海外に分散していますので、南海トラフ地震や首都圏直下型地震で一瞬にしてすべての事業が停止する、、ということはないのですが、それでも人材は首都圏に集中していますので、今後の対策についてもう少し知恵を絞る必要があるだろうと考えていたりします。
今後の対策については、また、改めてご紹介したいと思います。
皆さんの会社では、南海トラフ地震や首都圏直下型地震の対策はできていますでしょうか?
今日も一日頑張りましょう!