Chrome OSユーザーは、インストールされたPWAアプリへの最短経路である”ショートカット”を使用することができるようになったとGoogle Developersが伝えています。

アプリへのショートカットは、目的へ到達するより効率的な手段として、普段から活用されている方が多いと思います。今回のアプリへのショートカット機能のリリースは、PWA(プログレッシブウェブアプリ)がインストールされている場合に限り表示されます。

対応ブラウザのバージョン

さっそく使ってみようと思った人も多いと思うのですが、対応しているバージョンがAndroidでは、Chrome84WindowsOSの場合は、Chrome85 もしくはEdge85ChromeOSは、Chrome 91からとなっています。

手元のWindows 10 PCにインストールされているChromeのバージョンを確認したところ、「89.0.4389.114(Official Build) (64 ビット)」となっていましたので、バージョンは問題なさそうです。👍

Chromeのバージョンを確認

PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは

PWA(プログレッシブ ウェブ アプリ:Progressive Web Apps)とは、「スマートフォンでウェブサイトをAndroidやiOSのネイティブアプリのように動作させる仕組み」のことです。

PWAのメリット

PWA(プログレッシブウェブアプリ)のメリットは、色々とあるのですが、簡単にまとめると以下の通りです。

  1. 軽く高速なアプリ
  2. AndroidやiOSのネイティブアプリのような動作を再現できる
  3. App StoreやGoogle Playから配布する必要はない
  4. AndroidとiOS共通で利用できる。それぞれのOS用にアプリを開発する必要がない。

軽く高速なアプリ。ユーザビリティの向上。

PWAは、ウェブページを閲覧している間に次のページを読み込む、”プリキャッシュ”を利用することができるので、高速な読み込み速度を実現でき、ユーザビリティの高いウェブサービスをユーザーに提供することができます。

ウェブページの読み込み速度が高速になると、ウェブサイトのパフォーマンスがあがり、ユーザーの離脱率の上昇を抑制したり、検索エンジンの評価が高くなるなどのプラス効果があると言われています。

AndroidやiOSのネイティブアプリのような動作を再現できる。

スマートフォンにインストールされているブラウザからウェブサイトを利用するときには、ウェブページのWidthなどの制限よって、UI(ユーザーインターフェース)のデザインへの自由度が高くありませんでしたが、PWAでは、ネイティブアプリのようにフルスクリーンモードでのウェブサイトの利用ができる為、ネイティブアプリと同様のUI設計を行うことができます。

App StoreやGoogle Playから配布する必要はない。審査も不要。

AndroidやiOSのネイティブアプリをユーザーに配布する為には、App StoreやGoogle Playに登録し、App StoreやGoogle Playの規定・ガイドラインに従ったアプリである必要があります。

また、アプリを公開するまでに審査の時間がかかる上に、審査に合格し、無事にApp StoreやGoogle Playに公開できた場合でも、その後の審査で非公開させるケースも発生しています。

App StoreやGoogle Playへの利用料というコストも発生します。

PWAは、App StoreやGoogle Playに縛られることなく、従来のソフトウエアのように自由に開発し、自由に配布することができます。

AndroidとiOS共通で利用できる。

PWAは、ネイティブアプリのようにAndroidやiOSなどのOS毎にアプリを開発する必要がありません。AndroidとiOS、共通のアプリとして利用することができますので、開発コストやアプリの運用コストの負担を大幅に減らすことができます。

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今日も一日頑張りましょう!

Have a great day!