DB-ENGINESに掲載された“DBMS of the Year2020(外部リンク)”。毎年、最も人気のあったDBエンジンを選出し発表していますが、2020年は、「PostgreSQL」が選ばれました。

「PostgreSQL」は、2017年、2018年にも受賞していますので3回目の受賞となったそうです。

PostgreSQLとは

PostgreSQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)で、カルフォルニア大学バークレー校で1986年にPOSTGRES(POST-inGRES)という名のプロジェクトが発足され、Postgresと言う名前で1996年7月に初めてリリースされました。

1997年には今の「PostgreSQL」という名に名称を変更し、開発が続けられ、現在のような高速・高機能・高信頼性と評価を得られるRDBMSに成長しました。

2位に選ばれたのは、Microsoft Azure SQL Database

因みにDBMS of the Year2020の2位に選ばれたのは、Microsoft Azure SQL Database、3位はMongoDBとなりました。個人的にはMicrosoft Azure SQL Databaseが2位に選出されたのは予想外だったのですが、エンタープライズを中心にAzureへのマイグレーションが進み、世界的にみてもMicrosoft Azure SQL Databaseの利用シーンが増加している影響が色濃く反映された結果かと思います。

SQL Databaseというキーワードでふと思い出しましたが、日本では多くの企業がAWSに移行を進め、AWSが提供しているデータベースサービスを利用するケースが多いのが現状です。AWSでもMicrosoft製品の手厚いサポートが行われ?ているのですが、企業によってはAWSによる制限がネックとなり、EC2上にMicrosoft SQL Serverを構築しなければならないといったケースが多く発生しるケースが多発しています。

これはクラウドメリットを十分に享受できていない代表的なケースですが、エンジニアがいるという理由からAWSを選択する企業も多いと思いますが、AWSに執着せず、最適解を持っているクラウドを選択すること見方でAzureも検討を進めてみるとDBMS of the Year2020でMicrosoft Azure SQL Databaseが2位に選ばれた理由が見えてくるかもしれません。

※当社はAzureの代理店でも、特にMSと深い関係がある訳でもありません。個人的はubuntu推しです。(;^ω^)

ドキュメント指向データベースとして堂々の3位に選出されたMongoDB

3位に選ばれたMongoDBは、SSLPL(Server Side Public License)で提供されるドキュメント指向データベースの最早王道ともいえる存在ですので、選ばれて然るべきといったところでしょう。

PostgreSQLはRDBMSと説明しましたが、MongoDBはRDBMSではなくNoSQLと呼ばれるデータベースの分類に属するDBです。

DBについて語ると長くなってしまいますので、本日はこのあたりで切り上げたいと思います。今日も一日頑張りましょう!