CloudEndureとは、オンプレミス上に構築されたシステムをAWSやGCP、Azureなどいわゆるパブリック環境に移行するためのツールです。CloudEndureの開発元は、ベンチャー企業として活動してきましたが、現在はAWSに買収され、2019年6月より無償で利用することができるようになっています。
AWSのニュースリリース: CloudEndure Migrationが無料で利用可能に
CloudEndureを利用する為には、AWSのCloudEndure Migrationライセンスに登録する必要があります。また、無償で使える期間は、CloudEndureエージェントをインストールした日より90日間という制限がついていますので、無料利用期間の間にオンプレミスからパブリッククラウドへの移行(マイグレーション)を完了させる必要があります。
目次
ライセンスの登録
CloudEndureはエージェント方式のマイグレーションツールですので、移行元となるサーバーにCloudEndureのエージェントをインストールして、利用します。
インストール先のサーバーは、ベアメタル上に構築されたサーバーでも、Vmwareなど仮想サーバーでも構いませんが、エージェントがインストールできる対象にOSの制限がありますので、余りにも古いOSなどを使われている場合、注意が必要です。
対象となるOS及びバージョン ※2019年7月時点
- Microsoft Windows Server 2003 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2003 R2 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2008 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2008 R2 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2012 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2012 R2 32 and 64 bit
- Microsoft Windows Server 2016 64 bit
- Microsoft Windows Server 2016 R2 64 bit
- SUSE Linux (SLES) 11 and higher
- Debian Linux 8 and higher
- Kali Linux 2.0 and higher
- Ubuntu 10.04, 11.04, 11.10, 12.04, 12.10, 13.04, 13.10, 14.04, 16.04 and higher
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.0 and higher
- CentOS 5.0 and higher
- Oracle Linux 5.0 and higher
CloudEndure まとめ
CloudEndureとは、AWSがフリーで公開しているマイグレーションツールです。その内、AWSだけなど制限がかかる可能性も十分考えられますが、物理サーバーやVmwareなどの仮想サーバー環境からAWS・Azure・GCPへ移行することが可能です。
CloudEndureライセンスの登録
CloudEndureはライセンスを登録することで利用することができるようになります。以下リンクからAWSのページを開き、登録を行ってください。
CloudEndure Migrationライセンスの登録はこちら